2015/06/03

「韓日友好を支えた河野談話」「慰安婦の名誉回復に決断を」 パク大統領の勝手


示談金(河野談話)を高く評価しながら、別れ際に「で、賠償金についてだが、色よい返事を期待しているぞ」と言われるようなものか?「話が違う。示談金は返してくれ」と言えば、「我々の友情にもヒビが入るじゃないか」と説教を垂れる。

朴大統領「韓日関係、8・15談話など機会をうまく生かすべき」

  朴槿恵(パク・クネ)大統領は1日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)で、「韓日賢人会議」に参加している両国の政界・官界・財界の元老に会い、「日本政府がその間の韓日友好関係を支えてきた村山談話、河野談話など日本歴代政府の歴史認識を終戦70年の今年に明確にすることが両国関係改善のために非常に重要だという点で、今後8・15談話などの機会をうまく生かさなければいけない」と述べた。「過去の問題の望ましい解決を通じて、両国関係をより安定した基盤の上で発展させていくことができる」とも話した。

  朴大統領を表敬訪問した席には日本側から森喜朗元首相、河村建夫元官房長官、茂木友三郎日韓フォーラム会長、佐々木幹夫日韓経済協会会長らが出席した。韓国側からは李洪九(イ・ホング)元首相、金守漢(キム・スハン)元国会議長、孔魯明(コン・ノミョン)元外務部長官、柳明桓(ユ・ミョンファン)前外交部長官らが一緒だった。両国元老は先月31日からソウルで会い、2日間の日程で第2回韓日賢人会議を開いた。

  朴大統領は日本軍慰安婦被害問題に関し、「先週また一人の慰安婦被害者が亡くなり、生存者は52人となったが、1人でも多く生存している時に名誉が回復できるよう日本側の勇気ある決断を期待する」と述べた。

  これに対し森元首相は「朴大統領の言葉を安倍首相に伝える」とし「安倍首相も日韓関係を非常に重視し、北東アジアの平和と安定のために韓国と緊密に協力するべきだと考えていて、村山談話と河野談話に基づいて行動していることをいつも話している」と伝えた。また森元首相は「今回の賢人会議で日韓両国の首脳が6・2国交正常化記念日と8・15終戦記念日を控え、負担なく会う日が早く訪れる環境をつくることが重要だということで出席者の認識が一致した」と述べた。李洪九元首相は「韓日関係の改善を望む気持ちは我々と大統領の共通点」と述べたという。

  韓日代表団は朴大統領に会った後、記者会見を開いた。河村建夫元官房長官は「我々は早期の日韓首脳会談を期待するという考えを表し、朴大統領も我々と同じ認識だった」とし「朴大統領が森元首相の健康も心配し、訪問に感謝するという話もしながら非常に良い雰囲気で対話をした」と伝えた。

  柳明桓元長官は「3月に安倍首相を表敬訪問したのに続き、韓日代表団が今日、朴大統領に会ったのは、両国の指導者が関係改善のための政治的な決断をしてほしいという懇請の意味がある」と説明した。

  韓日賢人会議は3月に東京で最初の会議が開かれた。