2015/03/01

慰安婦像の「強制連行」を迷う挺対協

強行された公道上への設置(2011年)
二度目の行政による黙認はあるか?

エントリーのタイトルには嘘がある。「強制連行」ではなく、「強制的な連行」が正しい。ツイッターでも指摘されたが、慰安婦像が自分の意思で動くはずはないのだから、像が移動するとなれば、本人の意に反して連れて行く、すなわち(広義の)強制連行ということになる。・・・吉見理論に従えばだが。

バカ話はさて置き、ソウルの日本大使館が建替えの間一時移転する。そこで、正門前で睨みを利かせている慰安婦像がどうなるかという話である。思い起こせば、そもそもこの像は違法に設置されたものである。日本大使館前は事実上の無法地帯となっており、これ以外の場所に、例えば公道上に同じように設置するなどという事は可能だろうか?

仮に移設が実現したとして、今度は無事に元の場所に戻れるかという問題が。韓国の世論も変化しつつある。2011年には行政も黙認せざるを得ない雰囲気だったが、大使館の建替えが完了した頃には韓国政府の態度も変わっている可能性がある。日本政府は慰安婦問題の解決に歩みよる姿勢を見せているが、一旦撤去された像の再設置には釘を差すだろう。

将来の事は分からないが、確かなことは一旦像を撤去してしまえば元に戻せるという保証はないということ。挺対協もそれは理解しているのではないか。

慰安婦:日本大使館6月移転、デモ・少女像はどうなる?

ソウル市鍾路区中学洞にある日本大使館が、現在の敷地に新しい建物を建てるため、6月ごろ臨時庁舎に移転する。このため、現在の同大使館前にある慰安婦平和碑(通称:少女像)も移設されるかどうかが注目されている。

日本大使館前では毎週水曜日に従軍慰安婦問題の解決を要求するデモ、「水曜集会」が行われている。これまで1167回開かれてきたが、この集会で中心的な役割をしているのが同大使館前の少女像だ。「韓国挺身隊問題対策協議会」(挺対協)が2011年12月14日の「水曜集会1000回」を記念し設置したもので、手をひざに載せ、小さないすに座った少女の姿をかたどっている。

しかし、日本大使館の移転により水曜集会の場所も新しい大使館庁舎前に変わる可能性が高い

挺対協のアン・ソンミ・メディア広報チーム長は27日、本紙の電話取材に「(大使館の移転まで)まだ時間があるので、内部で検討・協議した上で後日決定する」と答えた。