2012/02/29

国連人権理の閣僚級会合で韓国、慰安婦は人道に対する罪



まるで反論する気のない日本政府と、国内世論に煽られて対日批判を止めることが出来ない韓国政府。

もう20年以上も前になる。韓国の運動家たちが、女子挺身隊として徴用(強制連行)された朝鮮人の女性たちが慰安婦にされた、民族抹殺政策の一環だった、責任者の処罰を、と国連で大騒ぎした。

日本政府は、慰安婦は徴用(強制連行)の対象ではないと疑惑を否定していたが、社会党の清水澄子などが国家総動員法として徴用されたなどと食い下がり、そこへ朝日新聞と吉見義明のコンピが関与の証拠を発見したとミスリーディングな発表を絶妙のタイミングで行ったことで、混乱した日本政府が謝罪に追い込まれるという奇妙な騒動があった。慰安婦騒動の第一幕である。

そして国連では、今も韓国政府が慰安婦問題を人道に対する罪だと日本を糾弾し、それに対して日本政府は、関与を認めたのだからと赦免を請うている。

強姦殺人者として隣人に訴えられた男が、風俗店の経営に関わっていた事を認め謝罪した。隣人は強姦殺人犯は凶悪犯として裁かれるべきだと言い、言いがかりをつけられた男は、風俗業に関与していた事は認めたのだから勘弁して欲しいと懇願しているのである。・・・全然噛み合っていない妙ちきりんな話である。しかしこの妙ちきりんさこそ、慰安婦騒動の本質なのだろう。

普通に考えれば、日本政府はここで「では、韓国政府はいつになったら自国の慰安所政策に関わった人々を『人道に対する罪』で裁くのか」と言い返せばいいだけの話であるが、それが出来ないのがこの国の人の好さなのだろう。


慰安婦、脱北者送還で応酬 国連人権理の閣僚級会合で日本、韓国、中国、北朝鮮

ジュネーブの国連欧州本部で27日始まった人権理事会の閣僚級会合で、韓国が旧日本軍の従軍慰安婦問題や中国の北朝鮮脱出住民(脱北者)強制送還の問題を提起、関係各国代表団による反論や非難の応酬となった。

会合では、韓国外交通商省の金奉●(=火へんに玄)調整官が韓国代表として演説し、国名を名指しせずに「脱北者に対して人道的配慮を行い、強制送還されないよう国際社会に求める」、「従軍慰安婦は『人道に対する罪』であり、責任者の処罰や2国間協議など必要な措置を取るべきだ」などと訴えた。

これに対し、中国側は「脱北者は不法入国者であり、国際法に基づき対処する」と韓国側の姿勢を批判。日本も「慰安婦問題については既に関与を認め、誠実に対応してきた」などと反論した。北朝鮮は脱北者は難民ではないと韓国を批判。韓国側はそれぞれの主張に再反論した。(共同)

産経 2012.2.28